課外活動
2024.08.02
臨床工学科 課外授業(セントラルユニ様)
2024.08.02
臨床工学科では、医用安全管理学という授業を行っています。
医療機器を扱う臨床工学技士にとっては切っても切り離せないものになります。
今回は、mashup studio(セントラルユニ様)へお邪魔させていただき、手術室・ICU・医療ガス配管のマニフォールドシステム・輻射式空調手術室を見学させていただきました。
病院実習を控えた3年生が、ICUや手術室などで清潔な環境の元、どのような点に注意するべきか医療現場で必要な知識や環境づくりを学びました。
座学で学んだものを実際の機材を見て触れる機会とあって学生たちも興味津々でした。
まずは、マニフォールドシステムと呼ばれる医療ガス配管について説明を受けました。
医療ガスは医療現場の中で、外来、病棟、ICU、手術室など様々な箇所に配備されています。
学生たちは酸素、圧縮空気、亜酸化窒素など授業で学んだ用途や注意点をおさらいしながらボンベの使用環境や使用方法について学びました。
説明は、同フロアーで2チームに分かれ、1ブースに1教員の説明を受けます。
こちらはICUのブースです。
こちらではICUで必要となる医療機器について学びました。
ICUでは様々な生命維持管理装置を用いて治療にあたるため、患者さんを中心にどのように装置をレイアウトし臨床工学技士が治療に専念できるか調べました。
それぞれに注意点があり、配管の色やピンの形状に変化を持たせることによってガスの接続ミスを防ぐ役割など実際の配置を見ながら学びました。
このような小さな予防の積み重ねで安全な医療を提供し、患者さんの命を守っているのですね。
こちらはワークシートにて学生の考える医療機器の配置レイアウトを記し、その後医療機器を扱う臨床工学技士として安全に操作するには、どこに注意すべきか皆で考えました。
最後は現場さながらの手術室です。
こちらでは担当した教員から、それぞれの機器の用途や清潔野を守るための対策や病院実習へ行った際に注意する事柄などを皆で考えました。
自由に機器を触れる時間では無影灯(主に手術室などで使用される影を生じない照明)や、手術中に体を動かせない患者さんの褥瘡を防ぐベッド、そして様々な医療ガスや電源コンセント等の違いに学生それぞれが気になる箇所を見たり触ったりしながら教員へ積極的に質問をしていました。
学生からは、「学校にない設備や普段病院の見られない設備を実際の現場と同じ環境でどう使われているのか見れてよかった」、「手術室の構造や感染対策がしっかりされているのが実感できて病院実習前に実際の現場と同じような環境を見ることが出来たのは貴重な経験になりました。」など病院実習への意気込みや前向きな感想が出ました。
工学や機械系の学びに興味がある学生からは医療機器メーカーの方から実際にお話を聞いたり活躍している方々のお話を聞けてためになったと将来の参考になった学生も多かったです。
この度は貴重な体験をさせていただいた株式会社セントラルユニの担当の方々、ありがとうございました。
学生たちの病院実習に行く前の貴重な機会になりました。
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