授業風景
2024.10.11
臨床検査学科 生殖医療技術学で顕微授精の実習に挑戦!
2024.10.11
今回は、臨床検査学科の3年生が生殖医療技術学の授業で、「顕微授精」の実習に挑戦したときの様子を紹介します。
皆さんは「胚培養士」というお仕事をご存知ですか?
胚培養とは、自然妊娠が難しい場合に、子供を授かるため用いる生殖医療技術です。
この技術は、社会的な晩婚化傾向や2022年の不妊治療の保険適用化を背景とし、注目度が年々高まっています。
本校の臨床検査学科では15年以上と早くからその重要性に着目し「顕微授精」の実習を行っており、2020年からは生殖医療技術学の科目を立ち上げました。
以来、実際の医療現場で活躍する現職の胚培養士の先生に講師としてご担当いただき、講義・実習を実施しています。
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今回は、3年生が挑戦した「顕微授精」の実習の様子を紹介します!
顕微授精では、体外に取り出した卵子に精子を直接注入して受精します。
大まかな流れは、
①細いガラス針に精子を吸引する
②卵子に刺し込み注入する
という一見シンプルなもの。
しかし当然のことながら肉眼ではとても見えないサイズ感なので、高倍率の顕微鏡で観察しながら、マニピュレーターという自分の手の代わりとなる装置を駆使して慎重に進めていきます!
まずは装置の扱いに慣れていきます。
次にマニピュレーターを通して細いガラス針を扱い、精子・卵子の取扱いをそれぞれ学びます。
非常にデリケートなので緊張感があります!
各過程を一人ずつマンツーマンで教わり、着実に技術を身に付けていきます!
そしていよいよ精子を吸引したガラス針を卵子に刺し込み、注入していきます!
単純に見えますが差し込み、注入、最後に針を引き抜くところまで、少し手元が狂うと失敗に繋がる可能性があるため気が抜けません。
無事に終えた学生へ、グループのメンバーから拍手が送られていました!
学生たちにとって、実際に医療現場で胚培養士として活躍する先生から直接手技手法を学ぶことのできる貴重な機会になりました。
本校では生殖医療の需要が年々高まっている現状を踏まえ、
技術習得の機会を積極的にカリキュラムに取り入れ、その内容も試行錯誤し年々アップデートしています!
▼オープンキャンパス(今年度終了)でも生殖医療技術のイベントを行いました!
みなさんも東京電子の臨床検査学科の学びの魅力に触れてみませんか?
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教職員一同、皆さんと一緒に学べる日を楽しみにしています。