授業風景
2021.11.04
臨床検査学科 顕微授精を学びました!!
2021.11.04
こんにちは。
東京電子 医療系ブログスタッフです。
すっかり寒くなりました。朝家を出るときに薄手のコートを羽織るかいつも迷っています。
今回は、東京電子の臨床検査学科で「顕微授精」の実習を行ったときの様子を記事にしました!
「体外受精」という言葉を聞いたことがあっても「顕微授精」は聞いたことない人が多いかもしれません。
「体外受精」は卵子の入った容器に選別された良好な精子を振りかけて自然に受精するのを待ちます。
一方、今回の「顕微授精」は、良好なものとして選んだ1匹の精子を細いガラス針の先に入れて、顕微鏡で確認しながら卵子に直接注入して受精を行うものです!
実習で使用する顕微鏡がこちらです!見るからにスゴそうでしょ。
青で囲った部分がレバーになっていて、赤で囲っているガラス針を操作することができるようになっています!
顕微鏡で精子や卵子の状態を見ながら、これらを駆使して顕微授精を行っていくわけですね。
実習では動物の精子、卵子を使用します。そして、大きく3つの工程に分けて学んでいきます。
①凍結している卵子を解凍して使える状態にする!
②精子を細いガラス針にセットする!
③卵子に精子を差し込む!
まず、「①凍結している卵子を解凍して使える状態にする!」ですが、ここでは凍結・解凍のメカニズムについて、先生から説明を受けたうえで、解凍された状態の卵子を確認します。
次に「②精子を細いガラス針にセットする!」ですが、これがなかなか難しい!
この工程では数ある精子の中から、形や動きがおかしなものを避け特定の元気な精子に狙いを定め、ニョロニョロしている尻尾のような部分を抑えて動きを止めます。
ここで、冒頭の顕微鏡をレバーを使いながら操作し、細いガラス針に精子を吸い込ませます!
うまくいくと学生たちから「おぉー」という歓声と拍手が自然と湧きあがっていました。
最後に「③卵子に精子を差し込む!」です。
これについては、写真のような映像を映画やTVなどでなんとなく見たことありませんか。
まさにあのシーンですね!
この写真からも、レバーを慎重に操作して卵子に精子を差し込んでいる様子がよくわかります。
顕微授精は、設備や教員を揃えることが難しいという側面があるので、こういった実習を行っている学校は少ないかもしれません。
東京電子の臨床検査学科では、不妊治療が注目され需要が高まっている現状を踏まえ、顕微授精は臨床検査技師が関与する中でもぜひとも学ぶべきものと考えていて、カリキュラムにも毎年組み込まれています!
他にも、東京電子の臨床検査学科では1年生のうちから様々な実習を経験することができますよ。
臨床検査学科の体験入学やオープンキャンパスでは、みなさんも実習の一部を実際に体験することができます!
体験入学やオープンキャンパスは事前予約制となっていますので、ぜひ詳細を確認・登録してみてくださいね。
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東京電子の教職員一同、皆さんと一緒に学べる日を楽しみにしています!