授業風景
2024.03.08
電気工学科 卒業研究密着&発表会レポート!
2024.03.08
春が近づき卒業式も迫りつつある2月末、電気工学科の卒業研究発表会が行われました!
冬真っ盛りという寒さの中、卒業を控えた電気工学科の2年生たちは卒業研究の準備に精を出していました。
少人数のグループに分かれ、それぞれ決めたテーマに沿って研究や製作を進めていきます。
今回、エレベーター模型を開発する7人グループの製作作業に密着しました!
エレベーター模型というのは文字通り、みなさんが日々利用しているあの昇降するエレベーターを縮小した模型です。
普通のエレベーターを利用するときには、待っているときのその階の扉、または乗った後のかご(部屋)の中くらいしか見えませんが、
このミニエレベーターは目の前に置いてその全体像が見られるサイズなんです!
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1月下旬、研究序盤の様子です。
大枠となる木材の加工など、本当にイチから自分たちの力で制作します。
エレベーターチームの研究テーマはシーケンス制御。
シーケンス制御とは、決めた順序に従って繰り返し正しく動作をさせる制御のことです。
この模型では制御システムを組み込んで、エレベーターの動作の中で「呼び出し」「行先選択」の機能を搭載……する予定だそうです!
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2月上旬には、エレベーター内のボタンの配線をはんだ付けする姿が見られました。
みなさんがエレベーターに乗って「この階に行きたい」というときに押すあのボタンそのままですよね。
今回のエレベーターは実際にかごの中に人が乗れるサイズではないので、実物大の操作盤を外付けして実演する想定なんだそうです。
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2月中旬になるとかなり形になってきていました!
小窓になっているのがエレベーターが停止する各階、中央のボタンが上下の呼出ボタンです。
写真左にいるのが、このチームの指導を担当する小林先生。
学生たちは口を揃えて「研究が形になったのは先生の指導の賜物」と言っていました。
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発表日が迫る2月下旬、いよいよ作業は大詰めです。
配線が複雑化し、机の上が少々乱れていますが、作業に熱が入っている証拠ですね。
コンピュータ上で開発した「ラダー図」という制御プログラムを実装して、いよいよ自動制御の動作を実現させようとしていますが、思うように動かず苦戦する場面も。
限られた時間の中で、チームで協力し完成に向けてがんばっていました。
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そしていよいよ2月末、発表日を迎えました!
各チームの研究成果を、電気工学科の1,2年生全員と先生方が見守る広い講堂で発表します。
1年生はこの発表で先輩方の研究成果を聞き、次年度10月から卒業研究に挑んでいくことになります。
手元をカメラでスクリーンに映し、実演も行いました!
発表の後の質問コーナーでは1,2年生や先生からたくさんの質問が出ました!
今回のエレベーターでは「呼び出し」「行先選択」の機能を搭載しましたが、今後の課題として1号機、2号機の連動制御や、扉の取り付けや開閉などがあるそうです。
この模型が次年度以降の卒業製作に引き継がれ、技術者の卵たちの手によってパワーアップしていくことが期待されます!
2年間の学びの集大成である卒業研究を完成させた学生たちに、プレゼンが終わる度に拍手が送られました。
2年生のみなさん、発表お疲れさまでした。
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以下が完成したエレベーター模型です!
▼全体。裏から見ると複雑なようで整った配線が見られます。
▼シーケンサ(左):このエレベーターの制御を司るブレーンとなる機械です。
制御盤(右):エレベーターかご内にある呼出ボタンです。
▼エレベーターを吊り下げている上部。シーケンサの制御により巻上機のモーターが動作しエレベーターが動きます。
この模型は電気工学科の実習室に展示するそうです。ぜひ電気工学科の入学イベントに参加し、実物が動く様子を間近で見てみてください。お待ちしております!
東京電子の電気工学科ではこのように卒業研究を通じて、2年間の学びで身に付けた技術を発揮する機会を用意しています。
学生自らの力で知識や技術を形にしたという経験は、社会に出てからも活かすことのできる大きな力になるのではないでしょうか!
みなさんも東京電子専門学校の電気工学科の魅力に触れてみませんか?
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教職員一同、皆さんと一緒に学べる日を楽しみにしています。